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・2006年2月24日  東北地区
 地中熱利用ヒートポンシステム施設見学会参加記
2006年2月24日東北地区地中熱利用ヒートポンプシステム施設見学会参加記
株式会社 地熱
社長 浜田眞之

 地中熱利用ヒートポンプシステム施設の見学会を平成18年2月24日に弘前で実施した。以下はその時の記録である。

12時半にJR弘前駅に現地集合を行い、参加者は24名であった。

 1. まちなか情報センタ−周辺の道路融雪と建物内の冷暖房施設(図1参照)

 この施設は平成16年4月18日にオープンした施設で、一階に情報・休息スペース、物産・飲食コーナー、スタジオがあり、喫茶店の様相を呈している。
 二階には交流室があり、専用での使用は有料となっている。
 一階床面積は346.66m2で、二階床面積は135.54m2である。
 設置された地中熱利用ヒートポンプシステムはこの施設の一階と二階併せて329m2の床面積に対して冷暖房を行っている(図2参照)。
 更にこの施設に隣接する歩道部分の融雪を行っている。融雪面積は360m2である。
 歩道部分の地表部を利用して、90mの地中熱交換井を16本掘削した。その位置は5m間隔で2本直列になっている。工事を担当したのは三菱マテリアル資源開発株式会社である.
 機械室はまちなか情報センタ−の中に設置されている。
 冷暖房用の地中熱源ヒートポンプには加熱能力が46kWで冷房能力が37kWのインバータタイプが導入されている。融雪用の地中熱源ヒートポンプは加熱能力が87kWである。
 中の職員に聞き取りをしたところ、地中熱利用ヒートポンプシステムだけで冷暖房をすべて賄っているという状況ではないようである。


写真1


図1


図2


 2.道路融雪見学

 1) 土手町道路融雪施設
 まちなか情報センターと交差点を挟んだ斜め向こうの北東から南西に走る道路の一部融雪も見学した。工事を担当したのは日本地下水開発株式会社である。
 2工区あり、面積はともに800m2前後、必要熱量をm2当たり180Wと計算している。ヒートポンプの加熱能力は174kWである。地下の採熱には二重管を採用している。
 雪は降っていなかったが、周りの積雪状況と比較すると確実に雪が解けていることが看取できる。
 この工事の放熱管設置状況、完成時、融雪時の写真を示す(写真3−5参照)


写真2


写真3


写真4


写真5


 2) 弘前岳鰺沢線道路融雪施設
 こちらは5工区あり、面積はいずれも300m2前後、必要熱量をm2当たり162.4Wと計算している。ヒートポンプの加熱能力は63kWである。地下の採熱にはダブルU字管を採用している。
 単純計算をすると、こちらの方が土手町のシステムに比べて効率が良いことになる。


写真6


 3)三菱マテリアル資源開発株式会社実験設備見学

同上施設の駐車場の道路融雪実験を見学した。

 融雪面積は360m2である。90mの地中熱交換井を4本掘削し、採熱にはダブルU字管を採用している。た。ヒートポンプの加熱能力は63kWである。弘前岳鰺沢線の道路融雪に比べて加熱能力が幾分融雪面積に比して小さいが、補助熱源を持っている。ボイラーと5kWのヒーターが設置されている。この方がコスト面で有利になるそうである。
 以上の見学を終えて、16時にJR弘前駅で解散した。


写真7

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